昔このお店で修行して独立した一人が「若鯱家」の名前を商標登録してしまったので、現在は「本店鯱乃家」として営業しています。
こんな話って結構ありますよね、名古屋で言えば「青柳ういろ」と「大須ういろ」、関西だと「餃子の王将」と「大阪王将」、蟹料理では「かに道楽」と「かに本家」。
以前この日記でも触れた「ラーメン福」と「ラーメン藤一番」も同じような事情がありました。
と言うことでこのカレーうどん、今では名古屋地区の至る所で大型ショッピングセンターの中にテナントを構えていますが、今回は原点に帰り本家本元の「本店鯱乃家」にスポットを当てたいと思います(*^-^*)
このお店の場所は、北区の地下鉄名城線「黒川」駅1番出口(または黒川交差点)より西へほんの少しだけ行って、すぐを左折した左手にあります。
昔ながらの飲食店が数件入る長屋の南端にあり、暖簾は「鯱乃家」となっていますが、上に付いてる看板はいまだに「若鯱家」となっています。
まだ昭和が残る造りの店舗の屋号に、少し哀愁を感じながら暖簾を潜ります。
お店に入ると左手にはカウンターと調理場、右手にもカウンターがあって壁には木製の板に書かれたメニューが掛けられています。
テーブル席のない狭いお店ですが、何かしら往年の老舗うどん屋さんらしい雰囲気がここが元祖なんだなぁというどこか懐かしい雰囲気が漂っています(^-^)
さて、ここは勿論カレーうどんがイチオシのお店なのですが、そうでないうどんメニューも沢山あり、常連さんは「ころうどん」(冷やしうどん)を食べてからカレーうどんを召し上がってみえる方もよくいらっしゃいます。
スタンダードなカレーうどんは新しい若鯱家と同じで「700円税込」なのですが、この時のサリーは奮発して「かつカレーうどん(ライス付)」を注文しました

そして待つこと10分少々。。。
こんな感じに出て来ます

画像では分かりにくいですが、カレーうどんの中には「ロースかつ」が入っています(^O^)
太いうどんに何とも言えないトロトロで絶妙なカレー、豚肉に葱とアゲそして蒲鉾といった具材は新しい若鯱家と味もほとんど変わりませんが、唯一違うのは蒲鉾に「鯱」という文字が入っていないことくらいです。
こういう元祖のお店で食べるとなぜかいつもより美味しいと感じるのは気のせいでしょうか?
でもこの「かつカレーうどん」、欲を言えばかつが揚げたてだと100点満点なのですが、作り置きなので冷めているのが少し残念かな?
それでもやっぱり名古屋の味カレーうどん、レトロな雰囲気で皆さんも味わってみませんか?
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